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相手に弁護士がついた!

 相談者に「相手が弁護士をつけてきたんです!!」と,ものすごい非道なことのように訴えられるとちょっと傷つきます。

 いや~弁護士は当事者じゃないから変にけんか腰じゃないし、常識も通じますよ?(だいたいは。)

 相手に弁護士がついたら「ラッキー!!」と思うべきですよ。(だいたいは。)

 自分は弁護士費用払わなくていいんだし、相手本人と違ってケンカせずに言い分を聞いてくれるでしょうし。

 自分の言っていることが法的に正しければ相手本人を説得してくれるし、道徳的に正しいことも相手本人に損がなければ説得してくれる。(だいたいは。)

 相手の弁護士に電話しても事務所にいないことはよくあるけど、相手本人と違って着信拒否とかしないですしね。(いつ電話してもつながらない先生もいるし、忙しいのか面倒なのか折り返してこないこともよくありますけど。)

 ただ、弁護士が介入してきたらそれまでの相手との交渉内容はガラッと変わるでしょうね。
 法的に根拠のない妥協はしてこなくなるし、争う余地のある点は争ってくるでしょう。
 相手本人に不利なことはこっちが気づいて証拠をそろえない限り認めないでしょうし。

 法律の専門家を相手に争わなきゃいけないという意味では、弁護士が介入したことをやっぱり一大事と考えるべきでしょうね。

 かえって相手に弁護士が入ってくれた方がスムーズに解決できる簡単な事案もたくさんありますけれど、とりあえずいちど弁護士に相談して、自分も弁護士を使わなくていいかどうかは確認したほうがいいと思いますよ。

※コンテンツ内で事例をご紹介する場合、作成当時の法律に基づきますので最新の判例と異なる可能性があります

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