夫が妻の里帰り中に別の女性と交際し,その女性に結婚の申し込みまでしていたことが判明した事例です。
妻が夫の携帯電話の履歴から不貞に気づき,相手の女性に確認したところ,夫は独身であるとその女性に説明しており,さらにはその女性の実家へ結婚を申し込みに行っていたことが分かりました。
妻は出産したばかりであり,夫の反省の態度を信じてやり直すことに決めましたが,今後の夫の行動如何では離婚せざるを得ないかもしれないと悩んで当事務所へ相談されました。
そこで当事務所では,不貞の事実を認め,今後不貞により離婚する場合には慰謝料として500万円を支払うことを条件に夫婦関係をやり直すことを約束する内容の公正証書を作成しました。
公正証書を作成しても,夫の心まで縛ることはできませんが,これを機に夫が心を入れ替えて家族を大事にしてくれることを祈りたいと思います。
妻の里帰り中の不貞事案は非常に数が多いですが,本件は不貞だけではなく結婚の申し込みまでしていたという,驚くような事案でした。
妻が離婚を希望すれば十分離婚が認められる事案ですが,お子さんが生まれたばかりでもあり,夫の反省を信じて夫婦関係をやり直すことを決意されました。
公正証書を作成しても,夫の心まで縛ることはできませんが,これを機に夫が心を入れ替えて家族を大事にしてくれることを祈りたいと思います。
2014/06/20
※コンテンツ内で事例をご紹介する場合、作成当時の法律に基づきますので最新の判例と異なる可能性があります
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