子どもが生まれてからも夫が生活スタイルを変えず、家事・育児への協力が全くなかったことから、妻の夫に対する愛情が冷めてしまい、離婚を決意した事例です。
妻からの依頼で夫に離婚協議を求めましたが、夫が連絡すら拒否したことから離婚調停の申立を行いました。調停前に夫側にも弁護士がついたことから代理人間で協議を進めました。
本件は産後クライシスの典型的な事例でした。
出産後は妻の関心と愛情のウェイトが夫から子どもへ大きく移る時期であり、夫が家事・育児に協力的な場合でも夫婦に亀裂が入りやすいと言われていますが、本件では、夫が子どもに全く関心を示さなかったことが決定的な要因となったようです。
産後クライシスの時期は多くの夫婦に訪れるものであり、また一定期間を過ぎると収まることも多いので、短期間で決断することはお勧めできませんが、こうした危機的な時期にこそ互いの本当の姿が見えることもあります。熟慮の上、今後の長い人生を一緒に歩んでいける相手ではないと思われたら、離婚を考えても良いのではないかと思います。
2018/01/11
※コンテンツ内で事例をご紹介する場合、作成当時の法律に基づきますので最新の判例と異なる可能性があります
子どもが生まれてからも、家事・育児への協力が全くなかった 子どもが生まれてからも夫が生活スタイルを変えず、家事・育児への協力が全くなかったことから、妻の夫に対する愛情が冷めてしまい、離婚を決意した事例…
性格の不一致,同居する夫の両親と妻との不和を原因として離婚を請求した事案。 別居に先立って当事務所へご相談され,上のお子さんだけを連れて別居したいと希望されたため,後日下のお子さんを引き取ろうとしても…
婚姻期間約1年,子どものいない夫婦。毎日妻の携帯電話を確認し,知らない連絡先へは夫から電話を架けて相手を調べる,妻に実家の親と連絡を取らせない,ごみ箱を調べて無駄な買い物をしていないか調べる,妻に対す…
子どもの成人後,妻が夫との離婚を希望したものの夫が応じず,約5年間別居状態。 当事務所が依頼を受けて離婚調停を提起したものの,夫の離婚拒否の意思が強く難航。既に別居期間が長いため,調停が不成立となって…
当該事例では夫婦の共有財産が自宅不動産のみであり,夫が主債務者,妻が連帯保証人となって組まれた住宅ローンがまだほとんど残っている状態でした。夫の収入は,住宅ローン借り入れ後にかなり下がっており,破産す…
性格の不一致を理由に妻から離婚を請求した事例です。当事務所から夫に対し受任通知を送付したところ,夫から早急に子供に会わせてほしいとの強い申し入れがあり,妻の方でも面会交流には積極的な意見だったため,調…
夫が酒乱で妻に生活を頼りきりであることを理由に,妻から離婚を請求されました。夫婦の主な資産は共有名義の自宅のみであったため,共同で売却し,売却代金を折半することを提案しましたが,夫は行き先がないことを…
夫が中学生の長男に対し,些細なことで殴るなどの暴力を加えていた事例です。過去に何度かそのようなことがあったようですが,当事務所へご依頼になる直前にも暴力行為があり,その結果お子さんがあざなどの傷害を負…
夫の行動が妻に対するモラルハラスメントであると疑われた事例です。夫の妻に対する行動の監視は度を超しており,家に帰ると妻が昼食に何を食べたかゴミ箱を漁って確認する,妻の携帯電話の履歴をチェックして特定の…
|1/1|
ライン
予約
Copyright © 弁護士法人アストラル All Rights Reserved.