別居後に夫が不貞を行っていたことを理由に妻側が離婚を拒否したため、夫側の代理人として離婚訴訟を行った事例です。
本件では、突然離婚を要求して別居した夫の行動に不審をもった妻が当事務所に依頼されたことから、調査会社に依頼し調査を行ったところ、夫が女性と同棲していることが判明しました。夫は婚姻関係破たん後の不貞であると主張しましたが、同居中に夫婦間で争いらしい争いがなく、また別居直後に不貞を行っていることが明らかであったため、離婚を拒否し争いました。夫は女性との再婚を強く望んでいたことから、高額の慰謝料を請求したところ、最終的に720万円で合意に至りました。
有責配偶者からの離婚請求はかなり長期間の別居を必要とし、また単に別居していたというだけでは認められません。本件では、夫に相当程度の資力があったことから、いわば『離婚をお金で買う』という選択をしたものです。
2018/01/11
※コンテンツ内で事例をご紹介する場合、作成当時の法律に基づきますので最新の判例と異なる可能性があります
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