子どもが生まれてからも、家事・育児への協力が全くなかった
子どもが生まれてからも夫が生活スタイルを変えず、家事・育児への協力が全くなかったことから、妻の夫に対する愛情が冷めてしまい、離婚を決意した事例です。
初回までに代理人間で協議を進め、1回の調停で離婚が成立
妻からの依頼で夫に離婚協議を求めましたが、夫が連絡すら拒否したことから離婚調停の申立を行いました。調停前に夫側にも弁護士がついたことから代理人間で協議を進めました。
夫が子どもに全く関心を示さなかったことが決定的な要因
本件は産後クライシスの典型的な事例でした。
出産後は妻の関心と愛情のウェイトが夫から子どもへ大きく移る時期であり、夫が家事・育児に協力的な場合でも夫婦に亀裂が入りやすいと言われていますが、本件では、夫が子どもに全く関心を示さなかったことが決定的な要因となったようです。
コメント
産後クライシスの時期は多くの夫婦に訪れるものであり、また一定期間を過ぎると収まることも多いので、短期間で決断することはお勧めできませんが、こうした危機的な時期にこそ互いの本当の姿が見えることもあります。熟慮の上、今後の長い人生を一緒に歩んでいける相手ではないと思われたら、離婚を考えても良いのではないかと思います。
2018/01/11